守破から離へ 京藍海外進出の話

海外からのオファー、”京藍”海外進出の話

 

 

何事もあまりうまくいってない自分に

じぶんがどうなりたいかを考えた時に

ふと思い浮かんだ言葉

 

 

 

守破離

 

 

 

自分はどこにいるのか、そしてどこにいくのかを考えた

 

 

守 約6年修行(5年10ヶ月)

 

 

破 独学で大正時代に滅びた洛外の京藍を復活

 

 

離←じぶんに何ができるのか

 

 

そう考えている内に、現状の自分が嫌になった

 

 

物づくりがしたいのに、物を作る時間が作れてない

 

 

仮に作っていても、売れるか売れないかの判断軸に変わっている

 

 

それが、全て嫌になった

 

 

伝統はしっかり下積みしたし、藍の事に関してはプロフェッショナルであると誇れる

 

 

負ける気がしない

 

 

でも、それを続けていても現状維持は衰退

まったく意味がない

 

 

死に物狂いの修行時代を経て

伝統という根っこをしっかりと自分の奥の奥まで落とし込んだ

 

 

その上で自分にしかできない

次のステージへいこうと思った

 

 

売れるか売れないかを考える物づくりはしない

世間のニーズに媚びた物づくりも必要ない

 

 

自分が作っていてワクワクするもの

染めていて、心から楽しいこと

自分にしかできない天然の染色技法や表現方法でモノづくりをする

 

 

そうする事にした

 

 

ニーズに合ってても嫌々作ったものを売ってお客様からお金を頂くなんて出来ない

吐き気がする

 

 

IGの投稿を見ても

自分が何者なのか分からない

ビジネスマンなのかインフルエンサーなのか

そうなりたかったのか?と自分に腹が立ち

全ての投稿を消した

 

 

 

自分にしか出来ない天然染色で爆発してやる

 

 

 

そして、自分の作品だけを投稿する事にした

毎日投稿1週間後(9月末)

 

 

 

突如、イタリアのアートギャラリーからDMが来た

 

 

 

あなたの作品2点を2年契約させて欲しい

 

 

アートフェアに出させて欲しい

 

 

そして、一発目は10/27からオーストリアのアートフェアにあなたの作品を出展するから、現地で会おう!

 

 

という内容だった

 

 

 

かなり急な誘いと

現金が底をつきそうな現状に、作品だけ送ればそれでいいか。と思った自分が居た。

 

 

 

でも

こんなチャンスはお金で買えないなと気付いた

 

 

 

散々下積み時代にチャンスは見逃してきた

 

 

今回はもう逃せない。

何がなんでもオーストリアへ行く

そう決めた。

 

 

 

ただ、決めたは良いがキャッシュはない。😂

でも行く。ので、

一緒に行きたいアドベンチャーな人も募集します。笑🇦🇹

 

 

 

ちなみに日本語しか話せません。

 

 

 

アートフェア会場はインスブルックのOlympiaworld

こんなすごい会場に、京藍が展示される日が来るとは

 

 

 

頑張ってきてよかった

現地行ってかまします

応援お願いします!

 

olympiaworld 写真引用

https://www.olympiaworld.at/en/

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