藍に華はいらない

藍の華が咲いたら染色の合図だ

藍の華を見てその日の藍の調子を確認する

藍の華で全てが決まる

上記のように
藍染をされている方や
藍染が好きな方は一度でも
藍の華 と言う言葉を
聞いたことがあると思います

結論から言います

藍に華は咲きません

空気を入れながら掻き回す事で
ぶくぶくとした泡(これを華と呼んでいる)
は出来ますが勝手には咲きません
無理矢理咲かせているだけです

そして
職人のぼくからすれば
藍の華は必要ありません

理由は簡単で
藍染は液の中で染色を行います
ですので、液の中の微生物の調子や
発酵の具合を見る事は
とても大切だと思っています

それを、藍の華などと言って
液の表面、外側だけで
全てを判断するのは
現実的におかしいからです

液の中で行う事を
液の外で判断する

人間で例えると
骨が折れているのに
レントゲンも撮らず
見た目は何もなってないから
問題ない という事と同じ事です

中を見てみないと本当の事はわかりません

歴史を掘り下げても
藍の華 という言葉は
ぼくが知る限り存在しません

なぜ、藍の華という
言葉が生まれたのか
それはまた後日書きたいと思います

最後まで読んでいただき
ありがとうございましたー!!!

藍に華は必要ありませんし
正しい藍染は毎日
掻き回す必要もありません
🙏🏻

 

 

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