サウナの梅湯コラボ①

「型紙製作と紗張り」
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湊さん @sanjiro_minato
からお声掛け頂きサウナの梅湯と
コラボ商品をすすめてました
以前から湊さんに使ってもらっていた
GROMWELLのポーチに文字を入れる事に

そのコラボ商品が出来るまでの
工程を順を追って投稿していきます
今回は”型紙製作と紗張り”です

まずは、染める布に柄を入れるため
型紙を作るところから始まります

和紙に柿渋
(渋柿を絞りその液を発酵させたもの)を
塗り、補強した紙、”渋紙”を使用します

現代ではシルクスクリーン印刷で
簡単に綺麗にプリントが出来ますが
その始まり 根っこ部分がこの”渋紙”です

シルクスクリーンを使い楽で便利を
買う事はとてもかんたんですが
美が損なわれてしまいますので
手彫りの型紙を使います

渋紙に図案を描き
デザインナイフで切り取ります

 

次に、「紗張り」
切り取った渋紙の上に
粗く織られた絹布(紗)をのせ
漆で張り付けていきます
これを紗張りと言います
乾いては塗り、乾いては塗りを繰り返します
紗が網の役割になりますので
柄にしたい部分に
漆が詰まってしまうと取れなくなるので
注意して工程を繰り返します

 

次回はこの型紙を使い布に糊を置きます

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